投資の基本である「安く買って高く売る」を株で実現するための第一歩→割安株を見つけるためにPERを計算する
ぴーです。
資産形成する上で「投資」は避けて通れません。
でも「投資」と言われても。。。ってなりますよね。何にどう投資したらいい?なんか複雑そうとか。。
確かに難しいことはありますし、いつ何にどれぐらいどう、とかは悩みがつきません。
しかし、何事もそうですが「基本」があります。
投資での基本は「安く買って高く売る」ということです。こう聞くとちょっとシンプルに思えてきませんか。
これを念頭に次に考えることは、「何がどの状態であれば安いのか・高いのか」ですよね。これも基本的な計算は簡単にできます。
株の投資では「PER」という概念があります。この値によって、その株が割高か割安かを判断できるようになっています。
PERは「Price Earnings Ratio」の略で、日本語では「株価収益率」です。
この計算式は、株価/一株辺りの利益で求めます。
一株辺りの利益は、純利益/株数で求めます。
このPERの値をどう解釈するかですが、PERは「株価が一株辺りの利益の何倍か」がわかります。これでわかることは「投資金額を何年で回収できるか」です。
ちょっと大きな話ですが、会社を丸ごと買うつもりで考えてみましょう。
会社を丸ごと買うには、「株価✖️株式総発行数」の金額を払います。これを時価総額と言いますが、その金額を回収するには時価総額を利益で割った年数をかければ良いことになります。
例えばですが、ZAIの株入門によると、ヤマダ電機の場合の時価総額は3400億円です。そして平成12年の税引後利益の予想が340億円です。この会社を丸ごと買うとすると、投資を回収するのに3400➗340で10年かかるということです。
この時価総額と税引後利益を、それぞれ発行済株数で割ったのが、株価と一株あたりの純利益となります。そして株価➗一株辺りの純利益は、時価総額➗税引後利益と同じで10です。
つまり、PERは投資の回収年数のことを指しています。それが短ければ割安、長ければ割高ということです。
これはデータから割り出した値ですが、株式市場の平均PERは10-20倍で、古今東西のデータを元にすると15倍を妥当としています。
気になった株があれば、PERを計算してみて、15倍より安ければ買ってみてもいいかも知れませんね。